13日後場の東京株式市場では、売り先行後に下げ渋りの流れとなった。
お昼の立ち会い外
バスケット取引でやや売り決め優勢との見方から、前場の軟地合いを引き継ぎ、平均株価は午後零時33分に1万5913円86銭(前週末比198円57銭安)まで下げ幅を拡大。その後は買い戻しや、自律反発狙いの買いに切り返し、一時は前場高値1万6048円90銭(同63円53銭安)を上回る場面もあった。
ただ、あす14日の
第3四半期GDP(国内総生産)・一次速報値の発表や、あおぞら銀行の新規上場を控え、戻りは限定された。
市場では、「機械受注の悪化を受け、各社がGDP想定値を引き下げ、それを織り込みに掛かった。GDP結果は3通りを想定。
少々良いのがベストだが、仮に下ブレすれば、相場は下から入り、アク抜けの可能性もある。ただし、好内容が示されるようだと金利上昇懸念が台頭してくる」(欧州系証券)、「ショート(売り建て)に傾きやすい状況で「雲」の上限(一目均衡表日足で約1万5950円)前後で止まり、カバー(買い戻し)の動きが表面化したが、持続性は不透明。
あすはタイムテーブル的にも
テクニカル的にも重要な日になる」(オンライン証券)との声が聞かれた。
平均株価は終値で前週末比89円94銭安の1万6022円49銭と4日続落。東証1部の騰落銘柄数は値上がり314、値下がり1320。出来高は16億3564万株。売買代金は2兆2493億円。東京外国為替市場では、1ドル=117円台前半(前日終値は117円61銭)で取引されている。
NY市場オープニング
13日の
ニューヨーク外為市場では、ドル・円は11/15の米債償還・利払いに絡む本邦信託銀行からの売りが強く、再び中期攻防水準となる118円05銭を下回っている事から売りが先行する相場展開となっている。
しかし、117円での下値も堅く、中川自民党政調会長の「デフレ脱却はまだ早い」との発言に日本の利上げ観測が後退し117円台後半に反発している。本日発表予定の主要な米経済指標は日本時間14日 02:00の米10月財政収支のみで、117円10銭-118円10銭のレンジ取引に留まりそうだ。
ユーロ・ドルは、ユーロ圏利上げ観測や中国人民銀行による外貨準備分散投資計画を受けた買い意欲が強いものの、1.2900ドルと1.2925ドル、1.2950ドルなどの1.29ドル台でのオプションバリアーが多く見られており、1.2900ドル手前からは利食いが先行し、上抜けには時間がかかりそうだ。
ドル・スイスでは、中国人民銀行による外貨準備分散投資計画に加え、ヒルデブランド・スイス中銀理事やロート・スイス中銀総裁の利上げ示唆発言が売り要因となっている。ユーロ・円は本邦信託の売りに東京市場で一旦151円を割り込んだが、中川自民党政調会長の発言を受けたショートカバーに再び151円台に反発している。
当面は151円50銭のオプションバリアーが上値抵抗水準となっている。
なお、ニューヨーク外為市場ではドル・円は117円77銭、ユーロ・ドルは1.2841、ユーロ・円は151円27銭、ポンド・ドルは1.9054ドル、ドル・スイスは1.2417フランで寄り付いている。
PS3 ソニーの命運握る戦略商品
11日に発売されたソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」は、業績低迷中のソニーにとって「復活をかけた戦略商品」(ハワード・ストリンガー会長)で、年末商戦が成否を占う最初のヤマになる。
ただ、ライバルの
任天堂や
マイクロソフトも新商品を年末商戦に投入し真っ向対決の姿勢で、ソニーの挑戦が成功するかは予断を許さない。
PS3は開発に数千億円が投じられ、次世代DVDの「ブルーレイ・ディスク(BD)」再生機やスーパーコンピューター級の能力の新型半導体を搭載した。製造原価は1台約10万円といわれるが、普及促進を狙って1台約5万〜6万円で売るため、ソニーはゲーム事業だけで07年3月期に2000億円の営業赤字を予想する。
1億台以上売れたPS2並みの実績を残せなければ「復活」というソニーのもくろみも絵に描いたもちとなり、逆に傷口を広げかねない。
ゲーム業界は高性能なゲームから手軽に遊べるゲームへと人気がシフトする兆しもあり、ゲーム業界に詳しいエンターブレイン社の浜村弘一社長は「年末商戦の主役は任天堂のニンテンドーDS」と話す。携帯型のDSは脳をきたえるゲームなどが大ヒットし、04年末の発売からの累計販売台数は2600万台と過去最速のスピードで売れている。
任天堂はDS路線を踏襲した家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」を12月2日に発売し、年末商戦に本格参戦する。ソニーにとっては、この年末商戦が社運をかけた背水の陣となりそうだ。

テーマ : 株式投資 - ジャンル : 株式・投資・マネー
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