東証2部に上場していた
情報システム会社「アイ・エックス・アイ」(IXI、民事再生手続き中)をめぐる
架空循環取引事件で、大阪地検特捜部は28日午前、元役員らに対する特別背任容疑で、IXI本社(大阪市淀川区)や日本IBM大阪事業所(同市西区)など関係先の捜索を始めた。決算を粉飾した証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑についても、証券取引等監視委員会と合同で捜査に着手、疑惑の解明を進める。
IXIの社内調査によると、
架空循環取引は平成15年ごろ始まったとされ、関与した元役員は「売り上げの8〜9割は架空だった」と証言。取引が行われたとされる期間(16〜18年の各3月期決算と18年9月中間期決算)の売上高総額約995億円のうち、架空売り上げは800億円超の巨額に達する可能性がある。
特捜部が捜索容疑の直接の対象とした取引は、昨年7〜8月にかけて日本IBMなど十数社がかかわった業務用ソフトウエア開発にからむ契約で、日本IBMが大手リース会社の東京リースに発注し、東京リースの下請け会社十数社がIXIに製品を納入。代金は東京リースがまず下請け会社に支払った後、納品を受けたIXIが東京リースに支払う流れだった。
IXIの元役員らは、日本IBMが東京リースに支払うべき約103億円の債務を引き受ける契約を結び、会社に損害を与えたとする特別背任罪で告発されている。
IXIの各決算期の売上高は、15年3月期=約55億円▽16年3月期=約113億円▽17年3月期=約176億円▽18年3月期=約401億円。
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